71:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 23:08:12.90 ID:xy6mxyet0
その言葉と、同時に北上から出されたケッコン指輪の小箱を見て、五月雨は口に手をあて驚いた表情をした。
そして、驚きからか少々固まっている。
「どしたの? 五月雨ちゃん、すごい驚いてるけど。やっぱりすごい発見だよね〜。こんなのそうそうある事じゃないし」
「あ、うん、これはすごい驚いちゃうよ……ぜんぜん予想できなかった……」
「そりゃそうだよ〜。私は昨日のうちに司令にも報告しておいたけど、すごく驚いてた」
私は「あ、ああ」と返す。
それから、妹は指輪を見つけた経緯やら手紙のことや写真のことを話し、実際にそれを五月雨に見せていた。
五月雨もその話を半ば興奮した様子で聞いていた。
「〜まぁ、とりあえず、この事はうちの司令を通じて、柱島に伝えることになったから、指輪とかは、前にここにいた吹雪ちゃんに返すんだけどね〜」
「ああ、持主の子も心残りだと思ってるだろうから、早く返してあげなければ……」
「そうですね、そうした方がいいと思います。ですが、もしできることならその指輪を少し貸してくれませんか?」
「ああ、少しくらいならいいが……。でもなぜ?」
五月雨がそんなことをお願いしてきたので、私は訊き返した。他人のケッコン指輪なんか借りてどうするのだろう。
「わっ、私にもじっくり見せて欲しいんです……。私だって女ですから、ケッコン指輪の事もちゃんと知っておきたいんです……」
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