【艦これ】「泊地を継ぐもの」
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6:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 12:52:59.99 ID:5FDHqpH0O
 正面玄関の扉を開けると、木目調の廊下と正面には上階に通ずる木製の古びた階段。すべて材質は木であり、しけた木の香りがした。
「今日からここが、司令官と私が暮らすとこです!」
 五月雨がそう言って、眼を輝かす。
「ということは、ここは指揮所や司令室だけでなく、艦娘が住む所や私が住むところもあるんだね」
「はいっ! 私は二階、司令は三階が住むところとなってます!」
「それじゃ、司令室に案内してもらおうかな」
「ええ、かしこまりました!」
 そう言い、私と五月雨は古びた階段を上って三階へと行く。一歩のぼるたび木の軋む音と五月雨の長髪から香るいい匂い。
「ここです、司令官」
 三階の階段を上がって右奥の部屋が司令室となっていた。私は五月雨から司令室の鍵を貰うとドアを開けて入った。


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