5:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 12:52:12.56 ID:5FDHqpH0O
ああ、海は穏やかだ。しかし、ここは四国と九州に挟まれており、瀬戸内海の入り口とも言える場所であるから、要所とも言える。この近辺には良くイ級やら敵潜水艦やらが来るらしい。まぁ、あっさり彼らはやられる訳だが。
それにしてもこの司令部は不思議だ。立会いの元で行われる前任者との引継ぎもないし、そもそも他の艦娘たちの姿も見当たらない。建物からして新しく新設された司令部、というわけでもないし……
「司令官? 司令官?」
「あ、ああ、君か……」
「ご、ごめんなさいっ! わたし、すっかり司令官に鍵を渡すのを忘れてました!」
「大丈夫。それじゃあ行こうか」
「はいっ!」
新しく着替えた五月雨の制服からはダウニィの香りがふわり。そして長い髪がなびくとまさに女性の香り。パンテーンかラックスかダウか一髪かは分からないが、とにかくいい香りである。
214Res/213.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20