4:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 12:51:28.79 ID:5FDHqpH0O
「大丈夫かい? ちょっと擦りむいたようだけれど……」
「わっ! いえ、心配かけてごめんなさいっ、大丈夫です! でも、着替えてきますね!!」
「ああ」
そう言うと、彼女ははやばやと司令部庁舎左隣の小さな入渠施設へと走っていった。
では、私は一足先に司令部庁舎に入って荷物整理でもするか。
「あ……」
司令部庁舎の木目調の両開きの扉の前で、鍵を五月雨から預かることを忘れてしまった。
仕方ない。そう言って私は、荷物を扉の前に置き、桟橋で体育座りなんかして待つことにした。
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