20:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 13:04:26.29 ID:5FDHqpH0O
「なるほど。よく分かった。ということは、前任者の事を知っているわけだ。
もしよかったら少し――」
「それはできません」
明石は半ば私の言っている事を遮って断った。
「それはどういう訳かな?」
「どういう訳というと、上官の命令、ですかね」
「それは困った。色々気になる事があるのだが……」
「あなたの気持ちは分かります。が、人の状態はいるかいないかの二つ。そして前任の司令官について今はいない。ですから、あなたがここの司令部を任されたのです。あなたはそれだけを理解しておけばいいのですよ」
「はあ……」
空いた口から、私はため息の様な返事をする。
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