21:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 13:05:19.59 ID:5FDHqpH0O
「そういえば、今日の五月雨のトマトシチューは美味しかったですね。あなたはどうでした?」
急に明石は話題を変えて、夕飯の話をはじめた。というか、明石も五月雨の夕飯を食べていたのか。通りで量が多く作られていた訳だ。ではなぜ、そう言わなかったのだろう。
「ああ、美味しかったよ。あと、ここでは司令官は一人だから私のことは司令と呼んでくれてもいいんだよ」
「いえ、あなたは私からすれば司令じゃないので……それにあなたは少佐でしょう?」
鼻につくような言われかたをされ、少々私は苛立ちを覚えた。
「ああ、そうだが。では君の階級はなんなのさ」
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