178:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 22:40:23.50 ID:hojLDG6p0
それから夕張はペアの涼風に助けを求めるがごとく、涼風の方へと逃れようとした。
が、谷風は夕張の脚を狙って砲撃し、それを食い止める。
夕張の嫌がる悲鳴がこっちにまで聞こえて何だか罪悪感に襲われた。
一方でとなりの五月雨はそれを見ながらうんうんと頷いている。
五月雨自身は谷風が昨日の演習を活かしている事に嬉しさを覚えているのだろう。
こうしてついに、夕張は雷撃でも容易に仕留められるくらいの船速にまで落ちてしまった。
谷風は腕で額の汗をぬぐうと、魚雷を三斜線、夕張に向けて発射した。
直後、涼風が夕張に向けて、魚雷を二斜線発射した。何事か。味方に撃つなんて血迷ったか。
と、となりの五月雨が「あららー」と言いながら弱気に笑った。
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