170:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 21:56:34.56 ID:hojLDG6p0
「なんか、私、この格好じゃ落ち着かないです。司令みたいに今日は私服でくればよかったです。
……あ、北上さんの試験までまだ時間ありますし、服屋さん寄っていいですか??」
「ああ、そうだね。一緒に行こうか」
私がオーケーを出すと、五月雨は嬉しそうにした。
今日は、五月雨は休番日だし、せっかく人里に来たのだから五月雨にはもともとそうさせるつもりであった。
妹の方は、休番日は一人で島の外に出かけていく事が多かったが、五月雨は私の手伝いをしてくれたりと、この一か月間は休みに島外に出かけることもなかった。
こうして私らは二人で試験会場を離れ佐伯市街地に入ると、カントリースタイルのアパレルに入った。
「正直、この格好でお出かけするの、恥ずかしいです……。司令、はやく買いましょう」
確かに、五月雨のセーラーは街中では目立ってしまう。普通のセーラーと違って少し露出多いしちょっと派手な気もするし……。
まぁ、島風とか雪風とか前に会った神威さんのと比較すればたいした事はないが……。
「そうだな。あと、司令と呼ばれるのも恥ずかしい……」
「あっ、ごめんなさいっ。となると、兄さんって呼びますね」
それも恥ずかしいが、家族だしな。うん。
「それじゃあ、適当に選んできますね!」
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