169:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 21:54:58.29 ID:hojLDG6p0
「……申し訳なかった。ついつい私も興奮してしまって……」
「そうですか……。ちなみに何で会いたいと思ったのですか?」
「……」
私はそれには答えられなかった。隣で五月雨は小さくため息を吐く。
「――たまに、司令をみてると不安になります。司令自身や私たちのことよりも好奇心の方が強くなっていることがありますから……。もちろん、探究心があるのはいいことです。でも、自分自身のこととか、私や北上さんの事とかも考えて行動してほしいです……」
「ごめんよ、悪かった……」
私は五月雨に頭を下げる。五月雨の言う通り、私は好奇心が強く、それ故、何度かこれまでの人生で後悔したこともあった……。
「……司令、ちゃんと私のこと、守ってくださいね?」
「ああ、言われなくても分かってるよ。五月雨は私の大事な大事な家族なんだから」
それから五月雨の頭を二回ぽんぽんと撫でてあげた。
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