130:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 17:30:10.97 ID:hojLDG6p0
***
それから四日間は、妹と谷風は毎日宇和島と五神島の中間地点である戸島近海で猛特訓を行った。
変人に見える谷風も訓練では真面目で面倒見がよく、妹は色々と学ぶことがあったという。
そんな谷風が妹の昇進試験一日前の夕方に五神島まで妹と一緒にやって来た。
「たのもう! たのもう!」
谷風は上陸するなり声を張り上げる。
「どうしたんだ、谷風」
「いやー、私が谷風ちゃんに五月雨ちゃんの事話したら是非とも戦いたいって譲らなくてさ」
「おう、そうだっ。ここの五月雨中尉とぜひとも演習させて頂きたい所存だっ」
「ああ、五月雨が許可するなら私は別によいが……」
「ありがたい! ここで待っているぞ」
谷風はかくっと頭を下げて礼を言うと、その場に胡坐をかいて座った。こりゃあ、演習させてくれるまで帰らなそうだ。
私は司令部庁舎に戻り、二階に上がると五月雨の部屋のドアをノックした。
「司令官だー。五月雨いるかー?」
しかし反応はない。ここにはいないのか?? もう一回強めにドアをノックする。
「おおーい、五月雨? 寝てるのかー? 司令官だぞー」
本当にいないのか? 私はドアノブを回し、ドアを開けようとした。
が、開かない。いったいどこにいるんだ?
私はスマホを取ると、五月雨に電話した。
五月雨はすぐ出た。
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