129:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 17:28:26.53 ID:hojLDG6p0
神威はそういうと、籠の中からA3サイズの立方体のダンボール箱を出して私に渡す。
い、意外と重い。こんなものを宇和島からここまで持ってきてくれたのか……。
磯波も肩かけから書類を出すと、妹にそれを渡した。
「これは、北上さんの雷巡改装用の部品と説明書が入ったものです。あとで、ここの明石さんに渡しておいて下さい」
そうか、妹はもう軽巡洋艦から雷巡洋艦となる時期になったのか。早いものだ。
「でも、雷巡になるには、昇進試験に合格しないといけない! そんな訳で北上曹長、五日後の昇進試験はこのあたしと組むことになったから宜しくたのむよっ!」
「組むって?」
「あれー、聞いておらんのかい! 曹長から准尉の昇進試験は二対二のダブルスで、勝った方が昇進できるのさ。
で、ペアは軽巡の場合は駆逐艦なんだけど、北上曹長のペアはあたしになった訳よ」
「なるほどねー。つまり、相手も曹長の軽巡と少尉の駆逐艦という感じ??」
「ずばりそうだっ! まぁ、あたしが見た感じ、北上曹長は勝てるよ。あたしと組むからってのもあるけどよ」
「それは心強いねー。よろしくたのむわ〜」
妹は谷風に右手を差し出し、握手する。頑張れ、妹。兄として応援しているぞ。
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