12: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/06(日) 23:52:49.69 ID:ao4zzOCX0
あっという間に食べ終えてしまった彼の目線が、あたしのお弁当箱に注がれては、逸らされる。
なにかを我慢しているかのような、でも必死にそれを隠しているような。
あたしはつい嬉しくなって、提案する。
13: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/06(日) 23:53:53.59 ID:ao4zzOCX0
「ごめんな、あかりの分まで食っちゃって」
「いいよ、別に」
「最高だった。まじで舐めてかかってた」
14: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/06(日) 23:54:51.55 ID:ao4zzOCX0
作戦は大成功だった。のかもしれない。
でもあたしは、同時に気付いてしまってもいる。
本当の意味で大成功だというのなら、ここで言うべきじゃないんだろうか。
15: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/06(日) 23:55:46.97 ID:ao4zzOCX0
「……あかりさえ、よければだけどさ」
彼が珍しく、どこか言いにくそうに話した。
「なに?」
16: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/06(日) 23:56:16.60 ID:ao4zzOCX0
「だって、本当にうまかったんだ。お前の弁当が」
気が付けば、あたしのちっぽけな悩み事なんて、どこかに吹き飛んでしまった。
そんなつまらないことなんかよりも、食べたいって言ってもらえることが、今はただ嬉しくてたまらない。
17: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/06(日) 23:57:10.45 ID:ao4zzOCX0
以上になります。
読んでくださって、ありがとうございました。
18:トゥ萌 ◆D3TomOemOE
2017/08/07(月) 00:49:23.88 ID:T0iUwU2ZO
勃起チンポで落下する金盥をブチ抜く!
19:名無しNIPPER[sage]
2017/08/07(月) 00:52:04.84 ID:r2FozIao0
良かった
あかりちゃん天使
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