包みに籠めた気持ち
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15: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/06(日) 23:55:46.97 ID:ao4zzOCX0
「……あかりさえ、よければだけどさ」

 彼が珍しく、どこか言いにくそうに話した。

「なに?」


「これからもちょくちょく、弁当お願いしてもいい?」


 反射的に彼の顔を見た。決してこちらを見ようとしないその横顔は、だけど赤く色付いていた。

「な、なんで」

 あたしもあたしで、素で聞き返してしまった。
 ほんの少しでも考えればそれがどういう意味なのかわかるはずなのに。



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