ある門番たちの日常のようです
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173: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 15:59:15.68 ID:PIXFVoZp0
(,,#゚Д゚)「Move up! Move up!!」

(#゚∋゚)「Keep low!!」

暗闇が門へと至る空間を再び包み始めた辺りで、俺はOstrich達と共に門への前進を開始する。

「※※※※※!!」

「※※※、※※※※!!!」

サーチライトを破壊され混乱の極みに達した敵は、誰1人此方に気づくことなく半狂乱で弾丸をばらまいている。
加えて言えばトラックの上でど派手に攻撃を加えている江風と時雨が眼を引いているのもあるだろう。艦娘には何の意味も為さないか細い射線が、2人の障壁上で虚しく弾けていた。

(,,゚Д゚)「〜♪」

「ゥア………」

塀上の足場で間抜けに“軍艦”へ攻撃を続ける覆面の1人に狙いをつけ、鼻歌と共にAK47の引き金を引く。

乾いた銃声の後、胸から額に掛けて穴を空けたそいつが此方側に落下する。

「Shoot, Shoot, Shoot!!」

「Enemy down!!」

他の面々も随時攻撃を開始し、味方の銃声が一つ鳴る度に敵が1人確実に沈黙していく。

門まで到達した頃には、敵の抵抗は皆無に等しくなっていた。

(,,゚Д゚)d

( ゚∋゚) ))

門を挟んで俺と反対側の壁に身を寄せたOstrichに、腰の辺りを叩いてからハンドサインを送る。向こうが頷いたのを確認して、俺は例のクソ間抜けな絵が刻印された手榴弾を手に取る。

(,,゚Д゚)「っ」

( ゚∋゚)「っ」

馬鹿げた外見と馬鹿げた威力のグレネードからピンを外す。俺は門の手前に、奴さんは壁を越えて門の内側にそれぞれ同時に投げ込む。

(,,#゚Д゚)「伏せ!!」

轟音。

内外で起きた大爆発によって、ムルマンスク鎮守府の門が吹き飛ばされた。


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