172: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 15:47:44.76 ID:PIXFVoZp0
(,,゚Д゚)「………」
弾幕に晒されない程度にトラックの影から顔を覗かせ、改めて門までの状況を確認する。
距離およそ150M程度、遮蔽物無し。鎮守府内の敵総兵力は不明ながら、自動機銃が機能している点から考えて武装勢力の中にハッカーが最低1名は存在……もう一つ可能性は考えられたが其方は正直あり得て欲しくない。
(,,゚Д゚)(遮蔽物なしのところに自動機銃ってのがキツいな………)
人間の射撃については暗闇さえ作り出せればかなりの制限を加えられるが、機械制御の機銃はそうはいかない。恐らく熱感知式だろうし、狙いも比べものにならないほど正確なはずだ。
真正面から突っ込めば、米帝の濃密な阻止火線の只中に銃剣突撃を敢行した大和魂旺盛な英霊の方々の苦闘を身を以て体験できるだろう。
(,,゚Д゚)「正直深海棲艦一、二隻のほうがなんぼかマシだな………時雨、江風、門柱の自動機銃と奴等のサーチライトを破壊、序でに一応スナイパーも潰せ。
OstrichとWild-Catは掃射完了次第前進を開始、敵を処理しつつ門を破壊して鎮守府内部に突入する。暗視スコープは忘れるな」
「あいよっ」
「りょーかい」
「「「Yes sir!!」」」
(,,#゚Д゚)「よし────Go!!」
全員の了解が取れたところで、合図を出す。途端、江風と時雨が25mm連装機銃を構えながらトラックの荷台に跳び上がった。
「江風は右手の機銃とサーチライトを!僕は狙撃手と壁の上の奴等をやる!!」
「解ったぜ時雨姉貴!
────食らいなぁ!!」
「※※※!!?」
「※※※………」
重厚な発射音が鳴り響く。門柱のコンクリートが砕け、中に埋め込まれていた収納式の自動機銃が火花を吹いて沈黙する。AK47を大きく上回る威力の弾丸が人体を粉砕し骨肉を引き千切る音が銃声の中に混じり、頭上からはアラブ語の悲鳴や断末魔が事切れた人体と共に降ってくる。
ガラスの割れる音や小さな爆発音が連続し、トラックの前を照らしていた明かりが消えていく。
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