橘ありす「サプライズパーティ」
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1: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:03:31.09 ID:Id0Prsv60

朝。
今日は、目覚ましが鳴る前に目が覚めた。
ベッドから起きて、立ち上がる。

眠たい目をこすりながらのろのろと歩いて、壁にかかっているカレンダーの前へ。

今日の日付に視線をやると、そこは赤い丸で囲ってある。
私にとって、一年で一番大事な日だから。


―――7月31日


今日は私、橘ありすの12歳の誕生日だ。



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2: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:04:54.99 ID:Id0Prsv60

 ***


事務所の扉の前まで来て、私は立ち止まる。
以下略 AAS



3: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:05:51.49 ID:Id0Prsv60

ありす「……ふふっ」


思わず、口元が緩んだ。
以下略 AAS



4: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:06:45.89 ID:Id0Prsv60

私は、ゆっくりとドアノブに手をかける。

そして、開ける前に心の準備を。
無いとは思うけど、もしかしたら朝からパーティタイムかもしれない。
以下略 AAS



5: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:07:26.46 ID:Id0Prsv60

P「ありす、どうかしたか?」

ありす「ど、どうもしてないですけど? いつも通りの橘ですよ?」

以下略 AAS



6: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:08:28.75 ID:Id0Prsv60

P「あれ? 違った? 誕生日じゃなかったっけ?」


誕生日だけど……。誕生日だけど……!
以下略 AAS



7: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:10:20.90 ID:Id0Prsv60

 ***


ありす「はぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
以下略 AAS



8: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:11:13.44 ID:Id0Prsv60

プロデューサーの件はそれでいいとして……憂慮すべきことが、一つ。


ありす「もしかして誕生日パーティ……やらないの?」
以下略 AAS



9: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:12:05.10 ID:Id0Prsv60

 ***


凛「ありす、おはよう」
以下略 AAS



10: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:13:08.29 ID:Id0Prsv60

ありす「そ、それで、『そういえば』の続きはなんですか?」

凛「そういえばありす、今日はレッスンだけだよね?」

以下略 AAS



11: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:13:54.78 ID:Id0Prsv60

 ***


ありす「パーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだ―――」
以下略 AAS



12: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:14:56.27 ID:Id0Prsv60

 ***


午前のレッスンが終わって、昼。
以下略 AAS



13: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:15:57.15 ID:Id0Prsv60

私と凛さんは、加蓮さんたちのいるテーブル席へ向かった。
そして、席につくと。


以下略 AAS



14: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:16:26.42 ID:Id0Prsv60

加蓮「はい、ありすちゃん、誕生日おめでとう♪」


そう言って、スマイルと共に渡されたのは―――
以下略 AAS



15: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:17:35.10 ID:Id0Prsv60

……が、グッと堪える。
プレゼントをもらっておいてキレるとか、最低にもほどがある。

どんな物だろうと、これは加蓮さんが私の誕生日のお祝いにくれた物なんだ。
以下略 AAS



16: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:18:55.25 ID:Id0Prsv60

奈緒「誕生日おめでとう、ありす!」


にっこりと笑って、私に手渡してきたのは―――
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage]
2017/07/31(月) 23:19:27.24 ID:MnO+fD2l0



18: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:19:35.31 ID:Id0Prsv60


凛「誕生日なんだから、もっと特別なのをあげなよ。……ほらありす、私からもこれ、プレゼント」


以下略 AAS



19: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:20:46.43 ID:Id0Prsv60

 ***


午後のレッスンが終わり、更衣室。
以下略 AAS



20: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:22:01.18 ID:Id0Prsv60

おかしいな……なんで私、落ち込んでるんだろう。
みんな、お祝いしてくれたのに。プレゼントまでくれたのに。

……思えば、去年の誕生日は一人きりだった。
以下略 AAS



21: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:24:02.56 ID:Id0Prsv60

―――ガチャ


突然の扉の開く音に、私は顔を上げる。
以下略 AAS



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