15: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:17:35.10 ID:Id0Prsv60
……が、グッと堪える。
プレゼントをもらっておいてキレるとか、最低にもほどがある。
どんな物だろうと、これは加蓮さんが私の誕生日のお祝いにくれた物なんだ。
感謝で返すのが、礼儀というもの。
ありす「あ、あああり、ありがととう、ごございます、か加蓮さん」
加蓮「いいって。大したものじゃないし」
ええ、本当に―――いや何も言うまい。
これはポテト好きの加蓮さんが、心をこめて、私にくれたものなんだ。
決して、『あ、バッグにちょうど入ってたし、これでいっか』なんてお粗末な理由でくれたものじゃ、ないはずなんだ。
奈緒「それじゃ、あたしからも」
ありす「な、奈緒さんもプレゼントくれるんですか?」
奈緒「もちろん!」
奈緒さんまでプレゼントを用意していてくれたことに、嬉しさがこみ上げてくる。
……でもなぜだろう。嬉しさと同じくらいに、不安が募っているのは。
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