11: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:13:54.78 ID:Id0Prsv60
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ありす「パーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだパーティやらないんだ―――」
トイレの個室に籠り、私は虚ろな目で延々と呟き続けた。
……5分ほど経ったところで、ようやくクールダウン。
ありす「……はあ」
たかがパーティをやらないだけ―――なのに、ここまでショックを受けるとは、我ながら思わなかった。
ありす「う、ううんっ。パーティなんてやらなくても、お祝いしてもらえるだけでいいじゃないですか!」
そうだ、私は何を贅沢なことを考えていたのだろう。
みんな忙しいんだから、パーティなんて準備出来るはずないのに。プレゼントだってそうだ。
誕生日おめでとうって、それを言ってもらえるだけで、十分嬉しい。
ありす「むしろ、なんでパーティとか期待してたんだろう、私」
馬鹿なことを考えていた、さっきまでの自分が恥ずかしくなる。
ありす「……レッスン行こう」
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