佐藤心「太陽になりたい」
1- 20
17:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 12:38:29.07 ID:xtDe7XNk0
「ねぇプロデューサー。泳ごっか」

 足でぱしゃぱしゃと海水を鳴らしながらはぁとさんが言った。

「確かに泳いだら気持ちよさそうですけど」と僕は言った。
「まだ海開きではないですし、それに僕たちは水着を持ってきていないですよ」

「ちょっと考えてみて♪考えろ♪ここで泳がずに帰ったら絶対悔いが残るでしょ?
 だったら今を全力で楽しんで、後悔は後ですればいいと思わない?」

 深緑色の瞳がそう告げる。
 真っすぐな瞳には強い意志が込められていて、太陽のように、海のように、輝いている。
 僕はしばらくその瞳を見つめ、それから、着ているものを脱いだ。

「プロデューサーのそういうところ、はぁと好きだぞ☆」

 下着姿になった僕にはぁとさんは言った。

「そういうはぁとさんはそのまま泳ぐんですか?」

 はぁとさんは自分の恰好を確認して、

「確かに。ちょっと脱ぐか」と砂浜に戻り、サンダルだけを脱いだ。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
29Res/23.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice