16:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 12:36:04.52 ID:xtDe7XNk0
♪♪♪
駐車場に車を止める。
車のトランクにははぁとさん持参の海を楽しむための荷物がたくさん入っていたけれど、どれも下さなかった。
僕とはぁとさんの目の前で広がる海は、陽の光をたくさん浴び、
それらを一気に放出するようにきらきらと輝いていた。
「ついにきたな☆」
僕の横で目をきらきらと輝かせながらはぁとさんが言った。
「そうですね」と僕が言う頃にははぁとさんはスタートを切っていた。
白い砂浜を駆け抜け、海へと一直線に駆けていく。「日焼け止めは」と僕が叫んだところで止まりはしない。
ゴールにたどり着いたはぁとさんは、そのまま足を海へと入れて僕を呼んだ。
「プロデューサー早くおいでよ☆気持ちいいよ☆」
僕は少し早足に、はぁとさんが残した足跡の横を歩いた。
「そんなに気持ちいいですか?」
「うん☆ほらプロデューサーも足つけてみなよ」
靴と靴下を脱いで丁寧にまとめる。そしてはぁとさんに言われるがままに足を入れる。
ぽちゃりと飛沫が小さく跳ねる。確かに海開きしていないのが不思議なくらい、冷たくて気持ちいい。
「気持ちいいだろ☆」と笑うはぁとさんに
「そうですね」と僕は頷いた。
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