22:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:48:50.99 ID:otTlPJINo
「そう言ってもらえると、プロデューサー冥利に尽きるよ」
「えへへ、プロデューサーさん、いつも一緒に現場入ってくれてありがとうございますっ」
23:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:49:20.38 ID:otTlPJINo
「撮影の方はどう? 見てる感じでは順調そうだけど」
「今のところは順調だと思いますっ。みなさんホントに優しくて」
24:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:49:50.58 ID:otTlPJINo
今のところは上手くいっているような気がします。
きっと泰葉さんのアドバイスのおかげですっ。
あれから、できるだけいっぱい私を知ろうとしました。
25:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:50:21.52 ID:otTlPJINo
「そういえばっ、撮影で50mの自己新記録が出たんですよっ」
走る方はもともと好きだから、
26:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:51:03.32 ID:otTlPJINo
心配なこと。お芝居ぜんぶですっ、とは言えないけど。
似ているようで、やっぱり皆さん、大人っぽくて、
中学生の私は、高校生やそれより年上の人たちにちゃんと並べているか不安です。
27:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:51:30.07 ID:otTlPJINo
「悠貴、いちばん大事なことだけ、できたらいいんだよ」
「大事なこと、ですかっ?」
28:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:52:13.97 ID:otTlPJINo
「ライブと一緒だよ。ライブで見てくれる人たちに悠貴の楽しいって気持ち伝えられただろう?」
アリーナから3階席まで駆け回った1番大きなライブを思い出します。
29:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:52:58.48 ID:otTlPJINo
泰葉さんと同じように、プロデューサーさんも、
大事なことは『私』だと言います。
30:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:53:40.42 ID:otTlPJINo
気がつくといい時間になっています。
いつの間に……最初は結構余裕があったはずなのに。
31:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:54:16.30 ID:otTlPJINo
学校の校門まで走ってきて、私はやっとPさんの手を離しました。
さすがにちょっと子どもっぽかったかな。
32:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:54:48.57 ID:otTlPJINo
「はぁっ…ひぃー、やっぱり俺は運動不足だよ」
プロデューサーさんはまだ肩で息をしています。
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