【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
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77: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/20(木) 20:25:19.89 ID:m7NIKWsF0
「それから志保ね、志保はまぁ……そっけないけどいい子だった。うん」
「志保さんは、問題児では無かったと」
「いや、滅茶苦茶面倒な問題児。とにかく仕事に対してストイック。『プロなんですから』
『遊びじゃない』が口癖でね。連日誰かが泣かされては、仲を取り持つのに一苦労さ」
次々と飛び出す、顔見知りの少女たちが持つ裏の顔。
いや、ここは黒歴史と呼んだ方が相応しかったかもしれない。
初めて聞く話ばかりを披露され、ポカンとしている紬を置いたまま男は先へ先へと話し進める。
「で、話を元に戻すけど。そんな彼女たちをだよ、紬が言ったプランで回すとどうなると思う?」
「……事が上手く運ばないのは、難なく想像できますね」
「天性の素質を持ってても、人付き合いの悪い歌手に旨い話はやって来ない。
いくらオーディションを突破できても、肝心のステージの出来がお粗末じゃ意味が無い」
「それに舞台で一番大切なのは……チームワーク」
「そう! 紬も分かってきたじゃないか」
一つ、二つ、三つと指折り数えて行きながら、
説明していたプロデューサーの話が止まる。
四本目の指を折り畳もうかどうかという顔をして、男は紬と目を合わせた。
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