17:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 22:38:01.89 ID:CB/9MBYz0
海底に沈む都市、イースが大きく振動する。
水が、建物が、地面が。
振動し、ひび割れる。
18:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 22:44:11.12 ID:CB/9MBYz0
「さあ、こっちは準備が整ったよ!」
「それじゃあ改めて、海賊同士、やりやおうじゃないか!」
「さあ!さあ!さあ!さあ!」
19:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 22:56:06.98 ID:CB/9MBYz0
「ああ、ああ、また、またです……」
「また、私の前に現れた……」
「悪魔が、赤い姿をした悪魔が……」
20:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 23:08:05.11 ID:CB/9MBYz0
ドレイク「はっ、勝手にしな」
ドレイク「けど、アンタにはアタシを狙った報いを受けて貰うからね」
ドレイク「それが海賊の流儀ってもんだ」
21:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 23:08:50.16 ID:CB/9MBYz0
ドレイク「6」
「……」
22:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 23:22:56.97 ID:CB/9MBYz0
ドレイク「砲撃用意!」
カウントが終わると同時に、黄金の鹿号の全砲門が輝き始める。
23:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 23:29:43.11 ID:CB/9MBYz0
コルヌアイユという国に、グラドロンという国王が居た。
彼は、溺愛していた娘、ダユーの為に国を一つ作りあげた。
海洋都市イース。
24:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 23:34:28.53 ID:CB/9MBYz0
蹲っていたダユーは、手にソレを握っていた。
彼女が生前に作り上げた、巨大な建造物の鍵。
25:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 23:48:37.27 ID:CB/9MBYz0
光の洪水が彼女と、その都に到達する直前。
突如として、巨大な「門」が出現した。
26:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 23:54:23.07 ID:CB/9MBYz0
轟音と光が去った後、ダユーは恐る恐る顔をあげた。
そこには既に船はなく。
ただ、彼女が立っていた。
27:名無しNIPPER[saga]
2017/07/02(日) 00:32:24.19 ID:w787IWTJ0
「そんなんじゃ、アタシの身体をくれてやれないよ……」
そのまま、彼女は倒れ込む。
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