26:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 23:54:23.07 ID:CB/9MBYz0
轟音と光が去った後、ダユーは恐る恐る顔をあげた。
そこには既に船はなく。
ただ、彼女が立っていた。
「……いやあ、参ったねぇ」
「まさか、防がれるとは思ってなくて、全力出しちまったよ」
「……大したもんじゃないか、アレを防ぐなんてさ」
ニヤリと笑う彼女が、ダユーにはまだ悪魔に見えた。
怖い。
怖い。
怖い。
もう嫌だ。
都は守る事は出来たけど、次に同じ事をしろと言われて出来るかどうか。
そんなダユーを見て、彼女は言った。
「はっ!私に勝った海賊が、なーんてシケた顔してんだよ!」
「もっと胸張りな!不敵に笑う所だろうがそこは!」
「そんなんじゃ……」
ガクリ、と彼女は片膝をつく。
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