25:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 23:48:37.27 ID:CB/9MBYz0
光の洪水が彼女と、その都に到達する直前。
突如として、巨大な「門」が出現した。
それは閉ざされた水門だった。
イースを守る、水門だった。
「嵐の海」を封じる為の水門が。
「黄金鹿と嵐の夜」の前に、立ち塞がっていた。
二つの宝具が衝突する。
光が弾け、轟音が響く。
ギシリ、ギシリと水門が鳴る。
罅割れ、光が漏れこんでくる。
嵐を前にして、人間にできる事は少ない。
ただ、家に籠り祈る事だけだ。
夜明けを信じて、祈るだけだ。
そう。
永遠に続く嵐など、存在しない。
何時か、朝は来るのだから。
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