48:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 18:46:02.96 ID:YjAvTWa80
声を出そうとしたけど、手で口をふさがれた。
「しーっ、あんまり大きな声出しちゃだめだからね、しーっ」
49:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 18:57:35.01 ID:YjAvTWa80
バタンッ
ガチャガチャ
50:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 19:18:46.98 ID:YjAvTWa80
彼女は泣いていた。
夜、私の布団に入り込んでくる時みたいに。
泣いていた。
51:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 19:25:46.59 ID:YjAvTWa80
だからね、私は彼女を殺した。
当時の私は泣いて嫌がったけど。
彼女がそれを望んでいたから。
52:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 19:34:27.69 ID:YjAvTWa80
はい、話はこれでおしまい。
それから私は、彼女の部屋に揃ってた資料を読みふけって準備を整えたの。
53:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 19:40:03.34 ID:YjAvTWa80
ママはあの時の服装のままだった。
だから顔が無惨な有様でも、一目でわかった。
ママが来る。
54:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 19:46:25.05 ID:YjAvTWa80
〜酒場〜
少女「あ、やっと起きた」
55:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 19:49:17.55 ID:YjAvTWa80
少女「はぁ、また1人か、寂しいなあ、不安だなぁ、怖いなぁ」
少女「……」
少女「弾丸、あと8発しかないし」
56:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 19:53:42.66 ID:YjAvTWa80
ドンドンドンと酒場の扉が叩かれる。
きっと、さっきの銃声を聞きつけて、連中が集まってきたんだろう。
57:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 19:57:57.61 ID:YjAvTWa80
酒場の扉が破壊され、連中がなだれ込んでくる。
私は何も考えず、半ば自動的な標準を合わせて。
58:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 19:58:51.96 ID:YjAvTWa80
BNA、BNA、BAN、BAN
酒場の外に。
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