115: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 23:33:30.77 ID:5UUNa7QZ0
「え、ちょっと久美子さん?」
言い切ったくみちーの隣でみうみうがあたふたしていた。
「いえ、出ないじゃないじゃないわね……もしサンノスが出れなかったら、私アイドル辞める」
今度は私が目を丸くしてしまった。
「くみちー?!」
「久美子さん!?!?」
みうみうはもちろん、あーちゃんや茜ちんも呆然としてた。
「ちょ、ちょっと待てよ、久美子」
プロデューサーはつとめて冷静を装っていたが、その冷静さもなんとか顔に張り付いているに過ぎなかった。
「いくらなんでも、アイドル辞めるって……そんな冗談」
「へえ、プロデューサー、冗談だと思うんだ」
一方のくみちーは、余裕すらあるように腕を組んだ。
「プロデューサー、私のこと信頼してないの」
「信頼してる」
はっきりと。聞いてるこっちが恥ずかしくなるほどプロデューサー言いきった。
「信頼しているから。だから」
「それなら、私達の本気度分かってるんじゃない?」
「ねえ」と、くみちーが私に同意を求めてきた。
私は、静かに頷いた。
そしてプロデューサーを見る。プロデューサー小さく口をあけて、この状態への対処を決めかねていた。
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