116: ◆saguDXyqCw
2017/06/18(日) 23:35:31.15 ID:5UUNa7QZ0
「サンセットノスタルジーが出れないなら、私もでません」
その言葉には耳を疑った。
柔らかな、でも芯のある強い響き。
あーちゃんだ。
なんであーちゃんが。驚きながら横顔を覗き込む。
そこには確かな決意が浮かんでいた。
私の視線に、あーちゃんは笑みを返した。
大丈夫、そう答えるかのように。
「未央ちゃんが出ないなら、私も出ないです」
プロデューサーはさっきより、明らかに動揺する。
「藍子までなにをいいだすんだよ」
「じゃ、じゃあわたしも出ません!」
びしりと手をあげたのはみうみう。
とってつけた感じで、ちょっとおかしかった。
「いや、無理しなくていいからね美羽」
くみちーも呆れるように頬をひきつらせる。
それでも、みうみうは言った。言いきった。
「大丈夫だから。私もサンノスでたいもん! 出れるならすぐに!」
「そうですね!」
元気よく同意したのは茜ちん。
「私も藍子ちゃんや未央ちゃんが出ないなら出てもつまらないですし、失礼ですが辞退させていただきます!」
「美羽……茜まで……」
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