八幡「異本・たとえばこんなバースデーソング」
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57: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:53:54.73 ID:/+LAMdvF0
「俺や材木座がああいうのに混ざるタイプじゃないのは先生がよく知ってるでしょう」

「うむ、我も八幡に同意」

「……器用じゃないな、自分の気持ちは声に出さねば届かない時もあるのだぞ。今日の君達の頑張りは、十分称賛に値すると、私は思うがね」

 平塚先生が何を言いたいのかは分かる、が、そういうキャラでない俺が前に出るのも、どうも憚られるな……。


「やれやれ、仕方がない……由比ヶ浜ー!」

「ちょま、先生何やってんすか」

 平塚先生の声に由比ヶ浜が振り向き、こちらに向かってくる。


「先生ーっ!、先生もありがとうございますっ!」

「いいや、私は特に何もしていないよ……それよりも、この2人の方が遥かに仕事を全うしたと思うがな」

 先生は俺と材木座に目線をやりながら言う。


「ヒッキー、中二も、ありがと……」

 照れるように、やや頬を赤くしながら、由比ヶ浜は感謝の声を告げる。


「いや、俺は……その……」

 僅かにどもる俺の声を遮る様に、材木座が弾けたように一言叫ぶ。


「うおっほん!! あー、そのー、我は思う! 『世に生を得るは、事を為すにあり』と!」

「あはははっ、中二、それも何かのマンガ?」

「い、いや、これはその……」

 緊張していたのか、やや走りがちに言った材木座の言葉を補足するように平塚先生は続けた。


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