八幡「異本・たとえばこんなバースデーソング」
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56: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:51:55.81 ID:/+LAMdvF0
「結衣、おめでとう」

「「「おめでとー!」」」

「戸部っち、大和君に大岡君も……うん、ありがとう!」

 教室の1人1人から祝福の声をかけられる由比ヶ浜。

 その眼は歓喜に満ち溢れており、それを見届ける皆の眼もまた、喜びに満ちていた。


「結衣さーん、おめでとうございます!」

「小町ちゃん、ありがとうーっ!」

「お誕生日おめでとう、由比ヶ浜さんにとって素敵な1年である事を願っているわ」

「ゆきのん、うん、ありがとう!」

「結衣先輩、これ、みんなで頑張ったんですよ」

「いろはちゃん、えへへへへ……ほんと、すっごく嬉しいよ、あたし」

「結衣ちゃん……あの、うち……」

「さがみんも、ありがと……お祝いしてくれて、私、すっっっっごく嬉しいよ!」

「結衣ちゃん……うん、うちこそありがとうっ」

 そうして、由比ヶ浜は1人1人に感謝の言葉を返す。

 そんな光景を俺は材木座と共に教室の端から眺めていた。


「……君達は混ざらないのか?」

 端にいる俺達に向かい、平塚先生が言う。


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