八幡「異本・たとえばこんなバースデーソング」
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40: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:11:53.01 ID:/+LAMdvF0
 B 彼と彼女達の、はっぴー・ばーす・でー


 そして翌日。

 下準備をした食材の容器とプレゼントを鞄に入れ、いつもより遅い時間に俺と小町は家を出た。

 休日の道は平日と比べるとどこか新鮮さに包まれていて、僅かながら違和感を抱く。

 ……まぁ休日にわざわざこの道を通る事、ないもんな。

 そうしてしばらくして学校に到着し、校門前で待つ事数分。


「おはよう、比企谷くん、小町さん」

 私服姿の雪ノ下に声をかけられた。


「おはよーございます、雪乃さんっ!」

「おう」

「少し早かったかしら」

「まー大丈夫じゃないですか、そろそろですし」

 時計に目をやり、小町が言う。

 そして集合時間に伴い、一人、また一人と校門前に集まってくる。

 海老名さんに相模、戸塚、戸部、大岡、大和に材木座と、メンバー全員が校門に集合していた。


「これで全員かしら」

「そうだねー」

 雪ノ下と海老名さんがメンバーの1人1人を確認する。


「でも、どうやって中に入るの?」

「誰か忍び込んで開けるとかどーよ?」

「あーそれいいわー、マジミッションポシブルだわー」

 相模の疑問にふざけて返す戸部、大岡、大和の3人、ていうかタイトル間違えてんだろ、不可能じゃなくて可能になってるよ、いや大体あの映画不可能を可能にしてるけど。


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