八幡「異本・たとえばこんなバースデーソング」
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38: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:06:55.86 ID:/+LAMdvF0
「苦労が絶えないわね……小町さんも」

 俺を見ながら雪ノ下は言う。


「俺だけが原因であるかのような言い回しはやめろ、言われなくても自覚はしている」

「あら、自覚はあったのね……ああいう立ち回りは酷く疲れると思うわ、特に、あなたが相手だと余計にね」

「……そうかもな」

 雪ノ下の声に俺は小声で頷く。……今度、どこかしらで労ってやるとするか。

 そうこうして、ある者はプレゼントを買い、またある者は品物を包装して貰ったりして、時は過ぎて行った。

 そして……。


「じゃあみんな、明日はよろしく頼む」

「ヒキオー、料理マズかったらあーし許さないかんね」

「専業主夫志望舐めんな、味っ子も逃げ出すぐらいの料理を作ってやるよ」

「ではみなさん、また明日です!」

「うんっ! それじゃあねー!」

 それぞれがプレゼントを手に、解散の流れとなった。


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