八幡「異本・たとえばこんなバースデーソング」
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25: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:38:58.03 ID:/+LAMdvF0
「っっ……ぷっ……」

 相模の肩が震え、僅かに吹き出す。そして……。


「っっっ、ははははっっ! あーっはははははっ」

 ……一度吹き出してからは止まらなかった。まるで洪水のようにお腹を押さえ、大爆笑する相模。

 その笑い声に周囲から注目が集まるが、尚も相模の笑いは収まる気配を見せないでいた。


「あははははっ! っっっくっ…お腹痛い……っははははっ!」

「相模さん……」

 爆笑を続けるその姿に雪ノ下から心配の声が上がる。

 そして数秒、ようやく落ち着きを取り戻してから相模は口を開いた。


「っっっくくくく……ひ、比企谷の妹、面白いね……」

「は、はぁ……まさかそんなに笑う程面白かったかなとは思いますけど……」

「ううん、なんかスッキリした」

 そう告げると、相模は目尻を拭いながら俺と雪ノ下に向き合う。

 その眼は、まるで憑き物が落ちたように爽やかさを見せ、俺と雪ノ下を見据えていた。


「比企谷、それと雪ノ下さん、うち、2人に謝らなきゃいけないよね」

 頭を下げ、相模は続ける。


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