【モバマスSS】あやかし事務所のアイドルさん 個別ルート・肇編
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名無しNIPPER
[sage saga]
2017/06/15(木) 00:43:59.39 ID:OYIntdXm0
※注意事項※
このSSはアイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。
続き物ですので、過去作(下記)を先に読んでいただければ幸いです。
登場するアイドルの多くが妖怪という設定になっております。
それでも構わない、人外アイドルばっちこい!という方のみご覧下さい。
プロローグ(
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続(
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続々(
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続続々(
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番外編@(
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)
番外編A(
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前日譚-肇-(
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)
SSWiki :
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2
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:44:34.72 ID:OYIntdXm0
ほんの少し欠けた月が輝く夜、文香は志希の部屋を訪れていました。
「いらっしゃ〜い。ま、座って座って」
「すみません、お邪魔します……あの、どこに座れば?」
以下略
AAS
3
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:45:02.52 ID:OYIntdXm0
「それで、わざわざあたしの部屋で話したいことってなんなのかにゃ?」
「志希さんに相談したいことがありまして」
「ほほう、何やら面白くなりそうな予感」
以下略
AAS
4
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:45:31.68 ID:OYIntdXm0
「まあそれはさておき、相談って?」
「……私のチカラの検証について、協力していただけませんか?」
「…へぇ、意外だね。文香ちゃんはそのチカラを使わないようにしていくんだと思ってた。面白そうだしあたしとしては大歓迎だけど、どういう風の吹き回しなのか教えてくれたらもっとやる気が出るかもよ?」
以下略
AAS
5
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:45:58.81 ID:OYIntdXm0
あやかし事務所のアイドルさん 最終話:オオカミ少女と魔法使い
6
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:46:30.23 ID:OYIntdXm0
時は流れ、今年も桜の季節がやってきました。
今日はプロデューサーから重大なお知らせがあるとのことで、寮のリビングには事務所のメンバー全員が集まっています。
「ふぁ…この時間はまだ眠いわね。もう少し遅くにしてくれたらいいのに」
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:46:58.49 ID:OYIntdXm0
「はい、注目! 今日集まってもらったのは…」
「最近ご無沙汰だし新人さんかな?」
「寮内に知らない人の気配は無いし、それはなさそうね」
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:47:36.95 ID:OYIntdXm0
「やったぁ! 全員で一緒のステージに立てるのって初めてだよねっ!」
「会場は!? 会場はどこなのにゃ!?」
「ふふふ、聞いて驚け…ドームだ!」
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:48:11.55 ID:OYIntdXm0
「ライブのタイトルはもう決まっているのですか?」
「実はまだ決まっていなくてな。近いうちに決めようとは思っているんだが…良い案があったら採用するかもしれないから、こちらも思いついたら教えて欲しい」
「ドキッ☆ネコチャンだらけのオールスターライブ! なんてどうかにゃ? 皆で猫耳付けて〜、尻尾もお揃いにして〜」
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:48:44.22 ID:OYIntdXm0
却下になりそうだったその時、文香から名案が飛び出しました。
「あの、自分の種族以外の仮装にすればいいのではありませんか?」
「ああ、なるほど。確かにそれなら正体がばれる心配もないか」
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:49:10.38 ID:OYIntdXm0
「みくは勿論化け猫でいくにゃ!」
「私は…ンー、すぐには思いつきませんね。ハジメはどうしますか?」
「そうですね………うん、私は狼女にしようかと思います」
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:49:39.84 ID:OYIntdXm0
「…私の話は以上です。ずっと皆さんを騙していました、申し訳ありません…」
そんな肇にアナスタシアはおずおずと手を挙げて質問しました。
「つまり、ハジメの秘められた力が覚醒してしまうのですか?」
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:50:08.70 ID:OYIntdXm0
「誰だって秘密にしておきたいことはあるものよ。秘密が女を美しくするなんて言葉もあるし、ね」
「奏さん…」
「そして秘密を打ち明けてくれたなら、それを受け止めるのも友人としての甲斐性ってこと。ああ、ここは男の甲斐性と言うべきだったかしら。ねえ、プロデューサーさん?」
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:50:59.67 ID:OYIntdXm0
芳乃の言葉にがっくりと落ち込む肇においうちが放たれます。
「まあ嘘を吐いていたのは事実だし、罪滅ぼしに罰ゲームなんてどうかしら?」
「それはええどすなぁ。せやねぇ…らいぶで肇はんのする仮装を皆で決めるのはどないやろ?」
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:51:28.56 ID:OYIntdXm0
お仕事やレッスンに明け暮れていると半年なんてあっという間です。
満を持して迎えたライブ当日、ドームには大勢のファンが押し寄せました。
仮装をしてきているファンも多く、会場はまるで百鬼夜行のようです。
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:52:06.43 ID:OYIntdXm0
「それでは…乾杯!」
『かんぱーい!!!』
プロデューサーの掛け声で一斉にグラスがぶつかり合い、澄んだ音が鳴り響きました。
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:52:33.74 ID:OYIntdXm0
「あ、この焼酎美味しいっ!」
「ふふっ、おじいちゃんが送ってくれたものなんですよ。気に入ってもらえてよかったです」
「それじゃあ肇ちゃんには私の自家製梅酒をご返杯するねっ」
以下略
AAS
18
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名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:53:02.62 ID:OYIntdXm0
「問題ないことは分かっているのですが、芳乃さんがお酒を嗜まれている姿はとても外では見せられませんね」
「これでもわたくしは最年長組の一人なのでしてー。敬い給えー」
「ピヤーニツァ…まだ二杯目ですがもう酔っていますか、ヨシノ?」
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:53:31.32 ID:OYIntdXm0
そんな中、プロデューサーの様子がおかしいことに最初に気付いたのは肇でした。
「プロデューサーさん、随分顔が赤いですけれど大丈夫ですか?」
「んー? あぁ、平気平気。この酒が美味しくてなー」
以下略
AAS
20
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:54:12.78 ID:OYIntdXm0
それから数分ほどでプロデューサーはうつらうつらと舟をこぎ始めてしまいました。
「あらま、ぷろでゅーさーはんがこないに酔わはるのは珍しいなぁ」
「普段はこんなに飲みませんからね。プロデューサーさん、眠るなら客間まで行きましょう?」
以下略
AAS
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