【モバマスSS】あやかし事務所のアイドルさん 個別ルート・肇編
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名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:54:48.66 ID:OYIntdXm0
「ああ、少し楽になった気がする。ありがとうな、夕美」
「えへへ、どういたしましてっ」
「ふぅ、染み渡る…文香のデビューライブの時なんかも夕美には助けられたっけなぁ。事務所で一番の良識派でもあるし…いつも感謝しているよ」
以下略
AAS
22
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:55:18.43 ID:OYIntdXm0
紗枝が火照った顔を隠そうとしていると、他のアイドル達も話の輪に入ってきました。
「なんだか騒がしいけど、どうかしたにゃ?」
「ええ、実はかくかくしかじか…」
以下略
AAS
23
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:55:45.25 ID:OYIntdXm0
みんなでプロデューサーを質問攻めにしていると、アナスタシアが爆弾を放り込みました。
「プロデューサーはミーラャ マヤー…アー、好きな人、いますか?」
『!?』
以下略
AAS
24
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:56:23.39 ID:OYIntdXm0
「ほな、うちらの誰かやったとしても恨みっこなしやで」
「よし、それじゃあPチャン…って、寝てるにゃー!?」
みんなで円陣を組んでいる間に、プロデューサーは机に突っ伏して夢の国に旅立とうとしていました。
以下略
AAS
25
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:56:50.23 ID:OYIntdXm0
「じゃあ言うけど…女々しいなんて言ってくれるなよー」
「女々しい?」
「だってなぁ…子供の頃の初恋相手を未だに、なんてなぁ…」
以下略
AAS
26
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:57:24.27 ID:OYIntdXm0
「あー…なんかごめんにゃ、ロマンの欠片もない告白にしちゃって」
「い、いえ、私も尋ねることに賛成しましたから文句なんて…」
「ですが、この様子では覚えていないかもしれませんなー」
以下略
AAS
27
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:57:55.47 ID:OYIntdXm0
「き、急にどうしたの肇ちゃんっ!?」
「照れ隠しにしては過激すぎるにゃ!」
「違っ、と、止められ…なくて…くっ!」
以下略
AAS
28
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:58:28.12 ID:OYIntdXm0
紗枝や芳乃の活躍でプロデューサーを覆っていた靄は取り除けましたが、プロデューサーが起きる気配はありません。
「短時間とはいえ、無防備なところにあれだけ強い瘴気を浴びては……」
「そんな…プロデューサー、さん…」
以下略
AAS
29
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:59:02.74 ID:OYIntdXm0
何度も口をゆすいだプロデューサーは眠気も酔いもすっかり吹き飛んだようです。
「まだ口がひりひりする…で、何事なんだ?」
「説明する前にいくつか確認したいのだけれど、体調は大丈夫かしら? 酷く怠かったりどこか痛かったりはしない?」
以下略
AAS
30
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:59:40.97 ID:OYIntdXm0
「それじゃあ次の質問…」
「あ、ちょっと待った、その前にひとついいか」
「あら、どうかした?」
以下略
AAS
31
:
名無しNIPPER
2017/06/15(木) 01:00:12.84 ID:OYIntdXm0
プロデューサーが記憶を無くした後のことを奏が話し始めると、紗枝はさりげなく話の輪から離れました。
「ふぅ…結界は得意なつもりやったんやけどなぁ…」
プロデューサーには見えていませんが、今もまだ部屋の外から瘴気は入り込んできています。
以下略
AAS
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