46:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 22:07:44.98 ID:BCTrOgblO
夜になった。
家では、同級生の死を悼む会のはずが、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ。
酔っ払いはこれだから困る。
「曜〜!? 曜〜?! どこ行った〜?!」
47:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 22:16:51.30 ID:BCTrOgblO
ああ、なんだかんだ言って、私もパパに何かを期待してる。
それが裏切られたら、がっかりするんだ。
「私は……」
48:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 22:25:16.65 ID:BCTrOgblO
酔っ払いの間をかいくぐって、みとねえの車に飛び込んだ。
「あれ、曜ちゃんなんだかお酒臭くない?」
「え、うそ」
49:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 22:35:30.56 ID:BCTrOgblO
友だちが遠い存在になるのは嫌だな。
千歌ちゃんだったら、うわあ、考えたくもない。
私より先に死なないで欲しい。
「曜ちゃん、私より先に死なないでね」
50:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 22:58:54.78 ID:BCTrOgblO
※アニメ11話以降からの超時空パラレルワールドなので季節合わせてません。脳内補完してください
51:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 23:07:20.17 ID:BCTrOgblO
公園はすでにけっこうな来客数だった。
沼津の広域公園のホタルまつりで、前にも何度か千歌ちゃんと行ったことがあった。
「じゃ、1時間後に車に集合ね」
52:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 23:19:27.96 ID:BCTrOgblO
顔が熱くなっていくのが分かった。
私は照れていた。
千歌ちゃんの言葉に照れて、状況に照れて。
照れくさくて、千歌ちゃんの顔が見れなかった。
53:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 23:25:45.90 ID:BCTrOgblO
ピロリン、と千歌ちゃんのスマホからSNSの受信音が聞こえた。
「あ、梨子ちゃんだ」
「……え」
54:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 23:44:56.99 ID:BCTrOgblO
私は私で、どこかほっとしている所もあって。
デートって言うよりも、二人で悪だくみしている感の方が強い。
「曜ちゃん、見てー、手に乗って来た!」
55:名無しNIPPER[saga]
2017/06/12(月) 00:02:22.31 ID:7LsMIviIO
「ずーっとこの夏が続けばいいのになあ〜」
「青春っぽい、それ」
「みーんな、変わらず、ずっとこのままがいいなあ〜」
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