28:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 12:24:08.72 ID:Cywbi/sD0
「あれ、やっぱり梨子ちゃんだ」
千歌ちゃんが目を細める。
額に張り付いた髪をかき上げた。
「また、服のまま飛び込んで……怒られても知らないからね」
「今日も海が綺麗! と思ったらつい」
「つい、でそんな事するの千歌ちゃんくらいよ」
「そうなの?」
照れくさそうに、下を向く。
「ほら、上がって。家に帰ろう?」
腕を伸ばす。
「もお、梨子ちゃんには面目ないというか、変な所ばっかり見られちゃうなあ〜」
「そうね」
「まいっちゃうよぉ」
「それはお互い様だと思う。私も、一回飛び込もうとして、道連れにしちゃったし」
「そう言えば、そんなこともあったっけ」
数回頷く。
千歌ちゃんは、なかなか手を掴んでくれない。
「それから、転校して、家が隣同士になってかなり驚いちゃった」
「うんうん! 音ノ木坂から来たってだけでも、なんだってー!? ってなったのにね!」
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