曜「梨子ちゃん、怒るわけないよ」
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18:名無しNIPPER[saga]
2017/06/08(木) 14:56:55.97 ID:l5/QKUUT0
私も家に連絡した。
夕飯ができるまで、曜ちゃんの部屋でアルバムを見させてもらうことになった。

「これが、小学生の時だねえ」

曜ちゃんと千歌ちゃんが水着で写っていた。

「二人とも可愛い。あ、この千歌ちゃん歯が抜けてる……」

「間抜けな顔してるよね。でも、全力で笑顔なのが、また……」

アルバムを一枚めくると、全裸姿の幼稚園児くらいの時の曜ちゃんがたくさん出て来た。
家の庭に置いた簡易プールでアヒルのおもちゃを持って突っ立っている写真や、お尻を向けている写真などなど。

「わ、わ、わっ」

手ですぐに隠された。

「見・せ・て」

曜ちゃんの腕を無理やり引っ張る。

「だ・め」

拮抗していたけど、私の体力が限界だった。
しょうがないので、曜ちゃんの脇腹に手をいれる。

「見せてくれてもいいじゃない」

曜ちゃんの体が捻じれて、手が写真から離れた。

「やっ……やめっ……あははっ」

私の手から逃れるために、転がって移動していく。
やり返そうと、かまえるのだけど、何かに気が付いて手を降ろした。

「反撃しないの?」

「だって、梨子ちゃん怪我してるじゃん」

「見ちゃうよ?」

「好きにしてください」

一緒に見るのは恥ずかしいのか、背を向けていた。


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