2:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:13:38.31 ID:0pd4b6qCo
二宮飛鳥「無数の流星と小さな勇気と」
ex14.vip2ch.com
このSSの真サイドですけど読まなくても平気です。
3:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:14:23.11 ID:0pd4b6qCo
あー! と言葉にならない声をあげながらベッドでごろごろと転がる。
せっかくお洒落をして事務所に行ったというのにプロデューサーときたら、『おー、今日も元気だなぁ』なんて言ってボクの格好についてはスルーして美希や春香といちゃいちゃいちゃいちゃ……
確かにボクはあの二人と比べるとそこまで女の子らしくはないのは分かるけど、雪歩にアドバイスを貰って目一杯お洒落をしたのになにも触れてくれないなんて……
4:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:14:50.76 ID:0pd4b6qCo
はあ、と何度目かも分からないため息を吐きながらチラリと時計を見ると小鳥さんがパーソナリティを務めるラジオがとっくに始まっていた。
慌ててラジオの電源を付けてチューニングを合わせる。
ザザッと一瞬のノイズの後、聞き慣れた小鳥さんの声が聞こえてくる。
5:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:15:31.46 ID:0pd4b6qCo
「………はい、それでは次のお便りです。
東京都にお住みのラジオネーム、恋する乙女さんからです。あら、17歳なんですね。
私は今、歳上の彼に片想いをしています。しかし、彼は私のことを異性として見てはいないようで色々なアプローチをしても気付かれません。
また、私はよく王子様と呼ばれたりしている上、彼の周りには私以外にも女性が多く、同性の私から見ても魅力的な女性ばかりなので彼の興味は私より彼女たちに向いているのか不安になってしまいます。
一体どうすれば良いでしょうか。とのことですね」
6:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:16:12.50 ID:0pd4b6qCo
ボクが送ったメールが読まれていた。
事務所内じゃ小鳥さんにこんなこと聞けるに聞けないし、まさか顔見知りのメールが読まれるなんて思っていなかった。
7:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:16:45.36 ID:0pd4b6qCo
「王子様ってことはボーイッシュな子なんでしょうか。
それなら思い切って今までと違った服装をしてみたり、お弁当やお菓子を差し入れして女子力をアピールするのもいいかもしれませんね。
もし既にそういったことをしているのであれば……うーん、思い切ってデートに誘ってみるのはどうでしょう。デートの最中に、彼がドキッとするようなことを言ってみればきっと気付いてくれますよ! 頑張ってくださいね!
……さて、それでは次の曲に行きましょう」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:17:37.03 ID:0pd4b6qCo
デート、デートかぁ。
美希がよく誘っているのは知ってるけどどうなんだろう。
9:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:18:04.93 ID:0pd4b6qCo
○
10:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:19:25.75 ID:0pd4b6qCo
○
「それでそれで! どうやってプロデューサーさんを誘うの?」
11:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:19:57.04 ID:0pd4b6qCo
○
「お疲れ様、真」
12:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:21:03.29 ID:0pd4b6qCo
○
ショーウインドウの前で今日の服装を確認する。雪歩や小鳥さんに相談して今日のためにボクに似合って、かつ女の子らしい服装をしっかりと選んで貰ったから間違いない、はず。
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