ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/05/26(金) 22:17:39.87 ID:E8SB8aRMo
サキ「感謝?」
森「ええ。わたし達は他国の人間をただ敵対する相手としか認識しかねない時があるわ。
領土や貿易、宗教の違い……人間同士、争いを起こす火種は数えきれないほどある。
飢えや貧困、弾圧、支配……真っ先に改善すべき問題が山ほどあるのに、
そういう状況を逆に新たに作り出しながらね。
そんな我々が一致団結するときというのは、
人類共通の敵が現れる時くらいじゃないのかしら。
不思議なことに今、『機関』の能力者は世界中の各国に均等にいるの。
そうすると、領土の広い国にはとても人員が足りないから、
いざ情報生命体が現れたという時には、
近隣の国や区域の人が応援に駆けつけることだってある。
それは侵略や交戦のあった歴史がそう古くない国同士であってもよ。
感情的なしこりは残ったままだけれど、お互いに失うことのできない仲間だから。
そして、日本なら鶴屋家のような財閥のように、
世界各域の経済を陰で動かしている方々に状況を説明して、
とりあえず軍需にお金を回さないようにとか、
僅かずつだけれど加減を変える方向づけをしてもらってる」
なんだかよく分からないが、世界中にわたし達と同じように戦っている仲間がいるらしい。
しかし、鶴屋家が『機関』と関わっていたとは。
当主の鶴屋さんのことは子どものころからよく知ってるけど、
いつもカラカラとよく笑っているイメージしかない。
だけど、こういう大事に関与していると言われればそれも信じてしまえそうな大きな人だ。
森さんはティーカップを持ち上げると、片手を包み込むように添えて静かに紅茶を啜った。
ふと、雰囲気が変わったのに気づく。
今までは微笑みは絶やさないのに隙の無い様子だったのが、
物憂げでどこか無防備な眼差しをしている。
そしてカップを持ったまま、ふと窓の外に目をやった。
中学生らしい少女達が談笑しながら通り過ぎていく。
カップとソーサーが触れ合う小さな音を立てると、
カップの中を見つめながら森さんは再び口を開いた。
森「最初のころは全て分からなかったの。
なぜ閉鎖空間と神人が現れるのか、なぜわたし達が戦うことによってしか、
世界を守れないのか。ずっと謎のままだった」
ゆっくりと顔を上げてわたしに話しかける。
森「わたしが古泉と会ったったばかりの頃、あなたと同じ年くらいの子がいたの。
年だけじゃなく、あなたはあの子と似ているところがある。
性格や容姿といったことじゃなくて、戦いに向かう姿勢がね。
そのせいか、古泉はあなたを彼女に重ねて見ているところがあるわ」
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