ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/05/20(土) 19:41:00.61 ID:0zLMCoDIo
小さな図書館の片隅で、泉さんに会うとは。
七重の家で幾度か会ったことがある。時々訪れているそうだ。
おばさんとおじさんが高校の時、
部活のみんなで東京へ行ったときに知り合ってからの友人。
自分の趣味を表情豊かに熱く語ってる姿が印象的だった。
泉さんはわたしと二つ共通点がある。
誕生月が同じこと。
それから、幼い頃にお母さんを亡くされ、母親の記憶がほとんどないという点である。
学校のクラスの子が二つめの話題に触れたとき空気が微妙になるね、
その度に記憶が無いから凄く悲しいわけじゃない、と改めて説明しないといけないよね、
と何気なく話されていたのを覚えてる。
柊さんは戸惑った表情をしながら、
古泉「彼女が今度新しく入ったんですよ」
女性はテンションをすこしこちらに歩み寄るように、柊さんの顔を見て、
それから再びわたしを見つめた。好奇心を湛えた明るい瞳を持った人だ。
古泉「泉さんとは僕の女房が、それに僕も高校の時からの友人なんだ」
サキ「そうだったんですか」
こなた「どうも、よろしく。時間ができたらまた取材させてね」
悪戯っぽくウインクしながら、泉さんは名刺を差し出した。
両手で受け取った名刺を見ると、名前と住所と電話番号しか書かれていない。
そう言えば七重の家ではマンガやゲームの会話しかしてなかったから、
何してる人とか知らなかったな。
古泉「泉さんは、主にアニメーション作品の舞台になった地域と、
そこに住んでいる人との関わりを焦点にした記事を書く、ルポライターなんだよ」
へぇ。ここ、アニメの舞台になってたんだ。
泉さんは照れるように、
こなた「そんな大げさなもんじゃないって。チンピラな物書きだよ」
でも言われてみれば人懐っこさのなかにも、見抜くような鋭さも感じる。
古泉「泉さんの独自の感性と普通見過ごしがちな事柄をすくい取る視点は、
一読者として貴重ですよ。
凝り固まった頭がほぐれて、日常の中にもある面白さを垣間見るような気がします」
そういう説明をされると、どんなものか読みたくなるなあ。
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