ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/05/18(木) 21:25:05.19 ID:a1uWnm9Jo
ところで、問題があった。
勉強のことなら、帰宅してから晩ご飯の間のわずかな時間と、
ジョギングから帰ったらお風呂に入ったあとすぐ寝て、
それまでの生活より何時間か早く起きてやればなんとかなった。
問題は機関の能力者として、根本的というか決定的なところにあって、
つまりわたしは自身の紅玉化も、赤い光球を手のひらから出すこともできないのだった。
当初の訓練メニューには、神人狩りが入っていた。
一さんに制御された上で暴れまわる神人を、紅玉化して倒すのが最終目標だったが、
まずは基本の飛行技術から学ぶところで、
サキ「どうやるんですか?」
柊さんは全く予想していない質問を受けたようだった。
古泉「どうって……わからない?」
要は感覚の問題だった。あるものはある、ないものはないのだった。
そして、閉鎖空間に侵入できるのに肝心の攻撃能力が使えない、
やり方が分からない者など前代未聞らしかった。
柊さんは興味深そうに、
古泉「さすがに君みたいな例は初めてだな」
いや、それは相当ショックです。
古泉「では、できるようになると信じて、それまでは体力をつけることから始めるか」
というわけで今のメニューに変更されたのだった。
それにしても、紅玉化すれば体力なんて関係ないんじゃ、
と疑問に思い質問したことがあるが、
古泉「いや。紅玉の状態は自身が武器になるだけじゃなく、
敵の攻撃から身を守る鎧にもなるんだが、
その強さは精神力に左右されるんだ。そして、体力と精神力は比例するから」
体力をつける以外に精神力を強くする方法はないでしょうか。
柊さんはちょっと考えて、
古泉「まあ強制はしないけど、本を読むことかな。
目的のためって言うより、学生なんだし読書で損はないと思うよ」
そう言われれば、世の中には難しい本がたくさんあるなあ、
と思い始めた頃から、あまり本は読んでいない。
避けていたジャンルの読書に取り組めば、精神力も強くなるものなのだろうか。
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