ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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136:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 15:59:26.12 ID:cQX9e7Qho
ポケットを探って渡された、携帯のリダイヤルを回すとすぐに見つけられた。

七重『――お兄ちゃん?』

サキ「わたし」

七重『えっ? サキ、無事なの? お兄ちゃんは?』

サキ「一さんもわたしも無事よ。……ごめん。……ナナ、お願い。あんたの助けがいるの」

七重『うん、わかった。どうやってそ』

七重「こへ行けば――」


パッとわたしの目の前に現れ、自由落下を始めそうな七重を、
すかさず一さんが後ろから抱きとめ、支えた。

一「今のは俺じゃない」

携帯を返すと、聞いてないのに説明する一さんには答えずに、七重を見る。

下がとんでもないことになってるのに、一切目もくれず、
ただわたしを心配そうな目で見てる。


七重「サキ。わたし、何ができる?」

サキ「……この世界を。
   終わろうとしてる世界をあなたとわたしで止めなきゃいけないみたい」


話しながら、わたしは何を言ってるのだろうと思う。
なんてことだ。いきなり幼馴染の親友に世界を押し付けて背負わせるのか。

それなのに、七重は戸惑いも見せずにわたしに尋ねた。

七重「……どうやるの?」

サキ「たぶん、この前みたいに、……でしょ?」

七重に答えながら、七重を抱えている一さんに目を移して尋ねる。
一さんが頷くのを確認していると突然七重に、また両肩を前からつかまれた。

七重「ダメだよ! それじゃサキがまた倒れちゃうでしょう!? ヘタしたら……」


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