ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/06/04(日) 15:41:53.97 ID:cQX9e7Qho
「よし、やったわ!」
あとは他地域の応援に回ればと思った。
でも、わたし達はすぐに異変に気づいた。
古泉「これは……まるで涼宮さんの――」
森「閉鎖空間が拡大し続けている……?」
新たな発生こそ無いが残っていた閉鎖空間が、
消えるどころかぐんぐんその面積を広げていく感覚がある。
サキ「どうして……敵は全て倒したから一さんが解くはずじゃ……?」
不意にぞくりとする。最近備わった能力でなく、本能的に感じ取る畏怖だ。
それは明確な敵意と共に背中から圧するように感じ取ることができた。
「サキ、うしろ!!」
先輩が叫ぶより早くわたしは背後も確認せずに反射的に白い光球になって、
前方の宙に飛び逃れていた。
地響きとほぼ同時に反転すると、わたしのいた場所に巨大な拳が振り下ろされている。
神人。
この空間の中の被造物を破壊し続け、閉鎖空間を拡大させる巨大な怪物。
それもおびただしい数が見渡す限りタケノコのように、
ぬうっと立ち上がってくるのが見える。
一さんに会ったときに見たのとは別物かというほど暴れまわっている。
だがこれが本来の姿なのだという、奇妙な既視感を覚えながら目を離せないでいると、
森「被害者の確保、ただちに上昇! 捕まらないで!」
森さんの鋭い声に、皆は我に返り、役目に戻ったようだった。
各々、被害者の人達を抱え飛び立つも、
既に一体の長い腕の射程に巻き込まれそうな仲間がいた。
間に合わない――
そう思った時、その神人は全体が赤く発光し、消滅した。
無事にこちらへ上がってくる仲間の後方からもう一つ紅玉がついてくる。
上空で円陣を組むと、後ろから来たのは一さんだった。
一「すまん」
眉をひそめながら続ける。
一「閉鎖空間と神人がコントロールできなくなっちまった」
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