ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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10:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 15:27:18.59 ID:laxrmAmeo
ところで、この高校に入学してよかったのは、徒歩で通学できること。
坂道続きなのが難点だが、それほど苦にもならないし。

それに、坂の途中から近くにある母のお墓にも足を運びやすいのだ。
今日はわたしの誕生日。そして、母の命日でもある。
七重を伴って霊園を訪れると、いつものように墓石がきれいに磨かれ、
水をかけた跡があった。既に父が供えた花もある。
今日は父が掃除をしていてくれたので、わたしは水をかけ、そして手を合わせる。
七重も黙って手を合わせていた。

ここは山の懐に抱かれるように静かで、今は若葉が淡く目に眩しい。


また坂の途中へ戻り、下りていると、

七重「ね、今度の金曜、家に泊まりに来ない?」

サキ「うーーん、いいね。そうさせてもらうか」

ゴールデンウィークは七重の誘いも断って、
ひと月で随分進んだ各科目の復習と宿題にほぼ費やしていたからな。
ここでいったん羽を伸ばすのもいいな、と思って答えたら、

七重「今ずいぶん考えたね」

わたしがその考えた内容を話すと、本当に驚いた顔をしている。

七重「え、宿題……すぐ終わらなかった?」


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