434: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/28(水) 22:38:49.83 ID:+IPvwG8p0
(;゚A`)「ぶっ───ぉ」
一瞬の浮遊感を経て襲ってくる、全身をバカでかいハンマーでぶん殴られたような衝撃。息がつまり、チカチカと眼の奥で星が飛ぶ。
知覚の限界を超えた激痛にブラックアウトしかけた意識を繋ぎ止めたのは、なんとも皮肉なことに直ぐ後に続いた別の痛み。
(;゚A゚)そ「あづあああいでででででででで!!!??!」
慣性に従って路上を滑り出す身体。雨によって幾らか摩擦が減り、前後に防弾板を縫い込んだ最新式の軍服を着ているとはいえ気休めにもなりはしない。
すさまじい速度で擦れる背中の皮膚が破れ、血が滲み、摩擦熱が軍服を通して背骨を炙る。落下直後に味わった瞬間的な痛みに程度では及ばないものの、継続して襲ってくる激痛に精神が焼き切れそうになる。
(;メ'A )「………ッ、おぉっ!!」
歯を食いしばり、銃を構え、引き金を引く。狙う先は、運転手を失った後も走り続けるKLX-250───そのエンジン部分。
乾いた銃声が響く。此方に向けて放たれる無数の銃火の中で、ただ一筋、細い火線が逆方向に伸びた。
……これがアクション映画の一場面の光景だったなら、弾丸は見事に狙いの位置を貫いていたのだろう。だが、残念ながら俺はトニー=ジャーでも、ジェイソン=ステイサムでも、ジョシュ=デュアメルでもない。
(;メ'A`)「───クソッタレ!!」
放った弾丸はエンジンどころかバイクの車体にすら数発当たった程度で、残りの殆どは射線がばらけ見当違いの方向へと飛んでいく。
銃撃を受けてバランスを崩したKLX-250は横転し、50M程その状態のまま滑走した後カラカラと虚しい音を立てて奴らの足下で停止した。
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