77:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 12:48:31.80 ID:WOJJWRsc0
「喰われてやる...訳ねぇだろおおおおおお!!!」
その声に呼応するように、腰に挟んだたった一枚の切り札が強力な
効果を発揮しだした
「?!?!?!?!?!?!」
何が起きているのかを理解できないアビスハンマーは、一瞬のうちに
カードの中に吸い込まれてしまった。
一秒でも遅れてしまえば、立場はまるで逆のものになっていたが...
「ハハハ!どーだサメ野郎!人間様を舐めるんじゃねぇ!」
サメと人間の知恵比べは、人間に軍配が上がった。
相手が自分の身体を掴む事は予想できていた。
ならば、自分の頭より早く密着する胴体の死角に、カードデッキを挿入する
ベルトの隙間に契約のカードを半分程度隠しておけば、後先考えずに契約のカードに
身体の触れたモンスターが吸い込まれるのではないかと満は仮説を立てた。
そして、その仮説は見事的中した。
「ぐがあああああああああ!!!」
しかし、結局それは一度きりの勝利でしかなく...
「参ったね...。もう、俺にはお前を倒せないよ」
仲間を奪われ、激昂したアビスラッシャーが二本の太刀を構える。
ミラーモンスター達に一矢報いることは出来たが、結局完全な
勝利を収めることは出来なかった。
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