177:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/24(日) 18:20:30.15 ID:9Yx7nbA30
大井さんは依然として同じだ。むしろ常にぱっちりと大きな瞳と、綺麗に整った二重が細まり、私を訝しむように見つめている。
私の予想だと頬を赤らめ、恥ずかしそうにしているはずだったのに、どうしてだ。球磨さん。
大井「イヤです」
提督「....なんでですか?」
球磨さん、大井さんは、ずっと私を好きでいてくれるはずじゃなかったのか。
一体どういうことだ、まるで意味がわからない。私自身球磨さんと同じでそう思っていたんだ、世の中そんな甘くないっていうことか。それじゃ困る。
大井さんはため息を漏らすと、机に置いてある粘土板の上に置かれたシーグラスを手に取り始めた。
そして接着剤を一つ一つに塗り、そしてそれを粘土板に鎮座する、塔のように連なっているシーグラスにくっつけ始める。
よく見るとその傍らには電球が置かれ、大井さんがランプシェードを作っているのだとやっと知った。
反対からだと、ランプシェードに電球が隠れていたので見つけられなかったようだ。
215Res/148.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20