411: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:14:47.15 ID:DLyoF5OIO
他に報告の中で増えた情報は、扶桑さん本体の速力は凄まじいものである事。
深海棲艦としての力でしょう、それは彼女本来の艦種ではあり得ない力。
まずい…でも、艤装の方は着々と倒されてる。
それは自らの武器を捨てるような戦法です、だとすればやはり目的は…。
412: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:15:25.35 ID:DLyoF5OIO
413: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:16:14.72 ID:DLyoF5OIO
爆発音と、建物を激しく揺さぶる振動。
それらが私達を襲う中、最後の通信が聞こえました。
『提督!目標がそちらに!逃げて!』
414: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:17:18.38 ID:DLyoF5OIO
「山城ちゃん!」
415: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:19:17.28 ID:DLyoF5OIO
続いて響くのは、同じく砲撃の轟音。
ですがそれはですねぇ……私達の砲撃ですよ!
416: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:19:56.23 ID:DLyoF5OIO
今回はここまで。
417: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:07:31.18 ID:EjyKetk5O
「………。」
彼女が黙ってこちらを睨み付ける中、ここに響くのは砲撃の残響だけ。
418: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:09:14.10 ID:EjyKetk5O
え…速…!?
状況を理解するより先に、壁に磔になっていました。
扶桑さんの鋭い手によって、押さえ付けられる形で。
419: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:11:17.40 ID:EjyKetk5O
「…数日振りの再会なのに、随分な事をするのね。
ふふ…どうして“お姉ちゃん”を撃つのかしら?」
「いいから離しなさい。今度は威嚇じゃ済ませないわよ!」
420: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:13:46.65 ID:EjyKetk5O
「その子たちを離せ。でなければ殺す。」
「…ジュン!!逃げてって言ったでしょ!?」
421: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/20(火) 00:15:50.01 ID:EjyKetk5O
時が止まったような、現実味の無い瞬間でした。
全てがはりぼての、どうしようもないぐらい生々しくない世界。
でもそう見えていたのは、きっと私の脳が拒絶したから。
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