135: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/12(土) 21:04:17.06 ID:2DXfZ1Rh0
「っご主人様!敵です!」
『キャスター』が突如実体化し、自分の前で臨戦態勢をとる。自分も慌ててベンチから立ち上がった。
周りには人影が一切ない。どうやら人避けの魔術か何かを使われたらしい。
そして、目の前には自分でも分かるほどの魔力を持ったーー幼い少女がいた。
「こんばんは、お兄ちゃん。こうして会うのは初めてね」
彼女の側にはサーヴァントの姿は見えない。それでも余裕綽々とした態度を崩さないのは、余程の自信があるのか。
「初めまして、シロウ。私はイリヤ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」
そう言い、幼い少女はお辞儀をする。その立ち振る舞い、その所作の一つ一つから、彼女の育ちの良さが感じられた。
「アインツベルン……?ーーというか、どうして名前を!?」
「別にどうだっていいよね。どうせここで死んじゃうんだから!来なさい!『ライダー』!」
イリヤスフィールが高らかに声をあげ、己のサーヴァントーーライダーを呼ぶ。自分も『キャスター』も同じように身構える。
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